NFTバブルは本物か 第5回

自社のIP(知的財産)をどう活用すべきか――NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)新市場に向けた最適なコンテンツを探る動きが加速している。テレビ朝日は東映のロボ戦隊シリーズをNFT化した。スクウェア・エニックスは、ゲームコンテンツでの活用をにらみながらNFTデジタルシールの販売を進める。近い将来拡大するであろうメタバース(仮想空間)経済圏に向けた試行錯誤も続く。

 テレビのコンテンツを利用してNFTのビジネスを拡大できないか――乗り出したのはテレビ朝日だ。テレビ朝日メディアプレックス(東京・港)と組んでNFT事業に本格参入することを2021年11月30日に発表した。同12月16日から発売したのは第1弾の「超電磁ロボ コン・バトラーV」「宇宙大帝ゴッドシグマ」など6作品の「東映ロボットアニメ」NFTトレーディングカード。1パックにNFTトレーディングカードが5枚入ったパッケージを、10パターンで各300パック、合計3000パックを各3850円(税込み)で販売した。

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